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【映画】ミスト

ネタバレされすぎて展開まで全部知っているので、完全に観た事ある気でいたミストを観ました。名の知れた超王道映画を観るのはかなり久しぶりかも知れない。
そして観た結果、あんまり好きじゃないと言うことがわかりました。オチがとかでは全くなく、全体的に嫌かも。

パニック映画で面白かった映画は沢山あるので、シチュエーションに外れはないのですが、登場人物が最悪すぎた。なんか緊急時に協調性が一切見られず、自分勝手に動きすぎていてマジで不快でした。だから死ぬんや。
最初に出て行った女は何で生きてた?って感じだし、オチもああする必要はマジで全くなかったし、モンパニにしてはモンスターに愛らしさが微塵も無いので惹かれないし、殺す必要のない人まで殺しちゃったり、結構未完成な映画なんだなぁと思いました。パニック映画なら新感染とか、日本でもシンゴジラとかの方が面白くて良質かなと思います。今あげた映画に比べてストレスが凄い。ミスト好きじゃない。オチはもう知ってるので何とも思いませんでした。て言うか胸糞というより『ええ…?』という困惑の方が強いかも。この前観たマジカル・ガールみたいに。

ゲームとかで最初の方にこれは死ぬやろ…みたいな事を30分くらいずっと続けてマジで愚かでした。ていうか30分どころか全編ずっとだわ。絶対そこある程度カットすれば2時間もかからないのに。助長すぎる。大人の小競り合い見せられてイライラしてるの本当に何の時間?
映画系YouTuberの中でもヘイトを一身に受けていた最大の敵こと宗教ババアはマジで人間性に問題がありすぎて逆にめちゃくちゃ面白かった。しかも何か起きたらめちゃくちゃビビり倒してるし。超悲鳴あげるし。何だよこいつ。人間性の塊すぎる。

原稿をしながら観ていたのですが、ここでタブレットが操作出来なくなるシーンが来て全く進みませんでした。窓に虫がへばりつき、羽を鳴らすシーンで背筋に悪寒が走り、動けなくなりました。何せ虫が本当にダメでダメで。子宮に沈めるを観た時も虫のシーンは『お、おわ〜〜〜!!!!』ってなったのですが、今回も『うわ〜〜〜〜〜っ!』となりました。画面なんぞ観れません。ただこのシーンでおそらく沢山いるであろうクリーチャーの一部の姿と言うのが判明するので大切なシーンです。観れません。て言うか本当に虫のシーン多すぎるだろいい加減にしろ。この世に沢山怪物のデザインがある中で何で虫しかいねぇんだ。リッカーみたいなやつ出せ。それしか出すな。
字幕で観ていたので何言ってんのか全然分からず、画面も観ていないのでどうなっているかも分からず、原稿も進まなかったので観なきゃ良かったと思っています。
ていうか宗教ババア面白すぎる。私はお前が大好きだよ、もはや。マスコットだろあれは。何なら人を動かすことに成功しているのガチでおもろい。信仰心が厚い。教祖の器。

ちなみにこの映画で一番好きな人は射的ニキです。名前知らん。片手でぶち抜くし主人公に割と助力してくれるとこカッコ良すぎる。

【映画】マジカル・ガール

U-NEXTで近々観れなくなってしまうみたいなので急遽観ました。本当はホラー映画を流し見しようかなと思ったのですが、流石に観ようと思い腰を上げた次第です。
ちなみにこちら、胸糞鬱映画と名高い作品です。私の好きな映画系YouTuberさんが結構皆さんこぞって紹介していたのでずっと気になっていたんです。胸糞鬱映画、何せすごく好きなので…。

言葉というか、説明がかなり少ない映画でした。これ、どういう事?この解釈でいいん、だよね?みたいな事ばかりで着いていくのが割とやっとではある。あと人の見分けがムズい。だ、だれ?あ、知らん人で合ってた…って何回かなる。
色んな方の感想見てると意外とお父さんに同情したりとかが多かったり、案外色んな人がこの映画に寄り添ってみてるんだなぁと思ったのだけど。私は普通に全員クソ野郎じゃねぇかとしか思えず、同情もなくフラットに観てました。まともなのは白血病の子供だけ。そりゃそう。
白血病でもうすぐ死んでしまう娘のために、彼女が欲しいものを購入しようとして親父は頑張るのだけども…と言う話です。その娘が欲しいものは日本のアニメの魔法少女の衣装。十三歳まで生きる事が絶望的な十二歳の少女のお願い。
これ別に有名デザイナーの90万円の衣装じゃなくて、そこら辺の安いコスプレでも渡せば普通に喜んでたのではと思うのだけどこのお父さんがそんな事、多分知るはずもなく。軽率に最悪の道を辿って、落ちていく様と言うのが話のメインなのでこのツッコミも多分野暮なんだろうな。
この女の子の親父も全然普通に嫌いですが、私が一番嫌いなのは精神やってODしてる女。コイツなんか全然良いところなかったというか、別に親父みたいに病気の娘がいる訳でもなく、赤ちゃん窓から落としたらどうなるのかしらwwwとか言っちゃうような女だし、旦那からもなんか疑われるような人だし、お察しの人柄。全然同情の余地なくてコイツどうにかなんねぇかなとずっと思ってた。
終盤まではマジで子供以外クズばっかや…って感じなんですけど、終盤以降急カーブ切って展開変わってマジで飛び上がった。やばすぎる。確かに鬱映画というか、なんか胸糞感はあったんだけど。でもやっぱり親父に全然共感とか出来なかったので、あの展開でも驚く以外の感情はなく。多分映画系YouTuberや口コミが想定している、所謂見せ場から感じるはずの感情とは少し違うんだろうなぁと思った。でも流石に娘は可哀想すぎたと私も思う。何とは言わないけど。

きっとこの映画は、胸糞と言われるのだからモヤモヤとした後味の悪さが心に残る、と言うのが醍醐味なのかもしれないけど。私はあまり残らなかったと言うか、『あー、そうなんだね』程度で終わってしまってなんだか勝手に拍子抜けしている。やっぱり、心に残る胸糞映画現状ナンバーワンはぶっちぎりで『ダンサーインザダーク』で、世間的にもこの映画が強すぎるのかもしれない。観る順番を間違えた結果、本来感じるはずの感情が半分以上減衰されてる可能性がある。観る順番って大事だ…。
展開の衝撃はあるけれど、基本的にメインの人間皆クソなので、最後の展開にイマイチ乗り切れず拍子抜け。これが私のこの映画への総評かな。
胸糞鬱映画みたいですが、よければ皆様どうぞ。