念願の武器人間!観ました!わーい!
あらすじとしてはドイツに偵察に来たロシア軍の部隊が人がめっちゃ死んでる教会の地下で化け物に襲われて銃で応戦したり逃げたりする話です。
元々クリーチャーのビジュアルを知っていて、マジでカッコよくて、なんかフィギュアとかあったら買っちゃいそう…とか思ってるくらい惹かれていた。でもめちゃくちゃグロいとか画面の手ぶれがすごくて酔うとか言われてて日和っていたのだけど、ついにその日の勢いで観た。なお、原稿作業と同時進行のため、画面は小さく、原稿が出来るようにしながら(正味、日和ってた部分はある)。
マジでグロい。目の飛び出た腐った死体とか、バラバラの人体とか当たり前のように出てくる。脳みそは抉り出されるし、とんでもねぇ。でも脳みそ弄り始めたあたりは、まがりなりにもB級映画なので作り物感が強くてゲラゲラ笑ってました。終盤にもなれば慣れてくる。
私がビジュかっけー!と思っているクリーチャーはモスキートとナースちゃんです。モスキートは武器人間と調べれば一番最初に出る看板クリーチャー。映画を背負っているだけあって、姿はかなりカッコいい。高さのある手足(手?)にまさしく蚊のような長い口を持ったマスクをつけている化け物。本当によくできたデザインすぎる。何かしらのゲームにいそうなのにB級映画のちょい役で終わっている。勿体なさすぎる。
ナースちゃんはイカれ博士の助手として死体をバラしたり、脳みそ抉り出したりしているクリーチャー。この子だけは真っ白で、血の赤が生える綺麗なデザイン。身に纏った白い布の下はビキニみたいな金属の装甲を身に付けていて、柔らかさと無骨さのバランスが良くて、堪らんデザイン。良すぎる。ちなみに私がずっとナースと言っていたクリーチャー、正確にはマミィ・エヴァと言うらしいです。中盤で死んだ看護師が早速改造された成れの果てだそう。仕事がはえぇ博士だ…。
ナースちゃんのそばをちょろちょろしているポットマンくんもめちゃくちゃ可愛かった。癒される。あの映画においてクリーチャーが癒しになるの意味分からんくておもろい。
ちなみにこの映画、バイオハザード8とちょっと揉めていて、作中に出てくるプロペラ頭のクリーチャーが、バイオ村にそのまんま出てる事で有名。私もバイオ村は実況動画を見たのでプロペラくんは知っていたし、実際見てもマジで似てるなと思った。ていうか途中で出てくる手がハンマーの改造体も普通にハイゼンベルグと近くはあるんだよな…。体型的にも。
武器人間内のプロペラくん、動きも遅いし、プロペラ部分でしか攻撃出来ないし、後ろから配線切られたら勝手に燃えて死ぬので、ただの雑魚でした。本当に雑魚でびっくりした。プロペラで一人は仕留めてたけども。そんなプロペラくん、名前をジャパンヘッドと言うらしい。飛行機の前部プロペラを着けた化け物を『ジャパン』ヘッド…。とんでもないブラックジョークだ…。風刺が効いてる。
ここまでクリーチャーの話しかしていないので、映画の感想を言いたい。手ぶれがすごくて気持ち悪い。グロさと言うか、画面酔いの方がキツい。いや、グロくもあるけど、私はグロいだけで気分は悪くならないタイプなので、画面酔いが一番しんどかった。本当に視点が安定しない。POV形式にしてももっとブレを少なくしてほしかった。
登場人物も、全然分からない。名前と顔がずっと一致してなかった。イヴァン、ディマ、サシャ、セルゲイって良く名前を聞いたけれど、誰が誰でどうなったかは最後まで全く分からんかった。ずっとギャハハ!死んだー!クリーチャーかっけー!って感じで観てた。
どうやらディマは終盤にかけて撮影をする主人公的な人(この人はこのイカれ博士を連れて来いとの名を受け、偵察隊を博士の研究所に作為的に迷い込ませていた)らしい。
イヴァンはクリーチャーに襲われて治療しようとしたら脳みそが剥がれて死んだやつ。後々博士に改造されてディマを気絶させた。
セルゲイは本来の部隊の指揮官が死んだ後、代理で指揮官をしていた人。自分達を騙してヤバいところに連れてきたディマを恨んで悪態を吐くけど、最終的に死ぬ。
サシャは部隊の一番下っ端。コイツが五体満足、唯一の生存者。調べるまで何一つ分からんかったです。雰囲気で観過ぎだろ。
最初の民家を襲ったりジジイを拷問するまでは全然、マジで面白くないんだけど、中盤からのこれでもかと化け物が襲ってくるターンはめちゃくちゃ面白かった!良いデザインのクリーチャーがそこからどこから飛び出てくる!ホラーゲームみたいでドキドキして楽しかった!
あと全体的に音がいい。肉が擦れる音、武器を引き摺る音、エンジン音、刃物がぶつかる音、機械武器の可動音、全部が良かった。ゲーム的で、はっきりしていて気持ちが良い。武器人間の機械音がすると空気がやばい!って感じで緊張感出るところがすごく良い。そうだよね、ゲームでもそういう音したらやばい!ってなるもんね。銃構えるもんね。
内容、というよりかは完全にクリーチャーを楽しむエンタメ映画(マジでグロい)。小さい頃からたまに人間の体と動物の頭をした化け物やら、武器人間を描いていた悪趣味女児をやらせていただいていた私としては堪らなく素晴らしい映画でした。ほぼデザインポートフォリオ的な見方なんだよな。あんなに良いデザインで、あのカプコンがまんまパクるくらいなのに、B級映画で終わってるのが、なんだか物寂しい。
趣味の悪い変態以外の視聴はお勧めしません。
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