好きなYouTuberが紹介していたので、観ました。脚本川端の有名なアバンギャルド映画。かなりニッチで知る人ぞ知ると言ったところであるが、実は私は一度すでに観ている。大学で観た。
私は文学部で、特に近代文学を専攻していたので、勿論、川端康成なんかは初歩の初歩。伊豆の踊り子もその他の作品も結構読まされたし、なんなら教材として川端の短編集を買わされた。ていうか何でそんな川端康成ばっかりやらされたんだろ。わからん。
川端康成原案、その上横光利一も関わっているとなれば近代文学専攻学生が観ないはずもなく。授業の一環で、狂った一頁を観た記憶がめちゃくちゃある。爺さんが鳥に餌やるシーンとか、お祭りのシーンとか覚えてるし。でも授業の時間の兼ね合いで中盤しか観なかったので全編観るのははじめて。なんかよく分からなかったけど、雰囲気を楽しむアート映画として観た。マジでよくは分からなかった。
まず音声がない。そして字幕もないので何が起きてるのか、何一つ分からない。舞台が精神病院と言うこともあり、基本的に出てくるのはおかしい人ばかりなので、より一層内容が分からない。有名なコンテンポラリーダンス女、結構美人な人で笑う。あと看護師の制服が可愛い。
ラストのイカれシーンの追い上げ頭おかしくなりそうでなかなか良い。ドグラマグラと同じくらい頭おかしくなりそう。あと普通にカメラ回しすぎでちょっと画面酔いする。
いかれすぎててネジぶっ飛んでるけれど、川端が少しでも考えたと言われても、別に納得はいくよなぁと言った感覚。あの人は性とキチに敏感なジャパニーズヘンタイなので。
とりあえずかなり観る人は選ぶと思うし、人によっては本当につまらない。私はこう言う雰囲気系映画かなり好きなのでまあまあ見応えがあったのですが、大抵の人は退屈しそう。全体的に意味不明だし、気味も悪いので別に観なくて良いと思います(結論)。
02
2025.5
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